体と心の信号 -痛み

痛み方のいろいろ

・痛いところが膨張するような脹痛。
・ズキンズキン脈打つ様な痛み。
・ぎゅう、ぎゅうしぼられる痛み。
・痛い所があちこち移る、痛い部位が よく解らない。
・ひきつれる、突っぱる痛み。
・重だるい鈍い痛み。
・何かで包まれてしめつけられる痛み。
・しくしくじわじわ痛む。
・中身が空っぽ、たたくと空洞。
・痛む所が冷たい。
・痛むところが熱い。

痛みは、体の中からの信号

体が必死に訴えています。よく理解してあげたいですね。 原因がそれぞれ違うことが多いのです。むずかしい事ですが、ちょっとだけ自分の体に聞いてみて下さい。
 
足、腰、体の痛、肩こり 頭痛、目の痛み、胃痛、腹痛、膀胱炎などがあります。
・痛みがどんな痛み方をするのか
・どんな時に痛くなりやすいのか
・どうすれば痛みが軽減するのか 
痛みの情報を集めて下さい 。あなたの痛みを教えて下さい。

頭痛

頭は、五臓の精華の血と 六腑の清陽の気が集まるところです。外邪の侵入により経絡が阻滞し清陽が上れず、或いは血が鬱し、或いは気血が逆乱し、或いは濁陰が降りずに頭痛がを発生します。臟腑内傷、特に肝、脾、腎の三臟が原因となってきます。
頭痛の発生部位による辨証、頭痛が起きると生じやすい症状と関連臟腑

1. 前頭部痛は、胃腸と関連         

▼症状
・疲れ易い           
・食欲低下-食べられるがもたれる   
・食べる量が少ない-朝は食べたくない 
・いつも食べ過ぎている-ムラ食いしやすい
▼方剤
補中益気湯 

2. 側頭部痛は、肝胆と関連

▼症状   
・怒りっぽい-いらいら-ぶつぶつ
・くよくよしやすい
・疲れるといらいらしやすい
・いらいらすると疲れる
▼方剤
加味逍遙散

3.後頭部痛は、感冒、或いは痰濁、或いは陰虚

▼症状  
・風邪ぎみの時        
・朝起きた時特に頭が重い
・頭を動かしたくない             
・めまいがする      
・背中から肩までぱんぱんに張っている   
▼方剤  
六君子湯
釣藤散  
 
夕方になるとだんだん痛くなる、首が太くなる気がする場合
▼方剤 
大補陰丸    

4.巓頂部痛は、肝腎と関連、或いは寒凝

▼症状 
・冬は帽子をよくかぶる    
・冷たい物をたべるとよく頭にひびく     
・かーっとのぼせることがある-頭がふわふわする
・頭に穴が空いた様ま感じがする     
▼方剤
右帰飲
大補陰丸
 
頭痛は、最初に発生した部位から移動して行くことが多くあります。
初め何処が痛くなったのかは、とても大切です。いろんな病証を兼ねていることがあり、注意して病因を弁別していくことが必要です。
痛みの原因部位は、他の臟腑の疾病、気血津の異常である事が多い。       
また、自然との関わりや生活環境がとても重要になります。 
 

腰痛

漢方での腰痛は、強直性脊柱炎・腰部肌肉損傷・腰椎間板突出・腎臓疾患などによる痛みです。
原因は冷えやストレスによる血流の悪化や、胃腸、肝蔵機能低下による腰部筋肉の低下などがあります。

 

 

足の痛み-しびれ.

1.夜、寝ていて足が痛くなる、しびれる方

・血虚:筋肉がつる、ひきつれる
・冷え:足がつめてい、或いは足のうらだけほてる。
・湿気:重くいたい、だるい

2.動きすぎると足が痛い

・血虚:筋肉がつる、ひきつれる
・腎虚:立っているのがつらい、膝ががくがくする
・気虚:筋肉がむくむ。萎える      

3.ひざが痛い

長期間痛みがとれない方も多いと思います。足の衰えは生活を消極的にしてしまいます。
実際痛みはとても辛いですから何とかしたいですね。
お水が溜まったり、おさらの状態が悪かったり、腫れたり様々です。湿布したり、痛み止めを飲んだり、注射したり繰り返しているのではありませんか?
痛みの原因は体の中で作られています。膝の部分だけが悪いのではありません。
膝をつくっている骨は腎により、周りの筋肉は脾胃により、行る血液は肝に主るものです。  
臟腑気機が低下し、特に膝の部位の気血が不足してしまうと、外部からも邪実が侵襲し痛みとして信号を発します。
長期に痛い方は、虚(気虚、血虚、陰虚、気血両虚、陽虚)となり、邪実(寒邪、熱邪、湿邪、気滞、悪血)が同時に存在することが多い。
 
漢方薬は痛みの信号に随ってお薬を選びます。服むことでビックリするほど治ってしまいます。お試しあれ。
 
人間も自然の一部であることを忘れずに病気をみていくと、痛みが教えてくれるんですね。

肩こり、項背の痛み

 
首から肩は体と頭をつないで支えている部分。健康でなければ重い頭をまっすぐに持ち上げることはできません。
「首は年を隠せない」と申しますがほんとうですね。五臓六腑が元気でなければ、肩こりは解消できません。
 
肩、首の部分だけの症状ではないのです。マッサージや湿布薬などで一時的に末梢神経の知覚を麻痺させ痛みを和らげたり血行をよくしたりしても、結局その時だけ。痛みや凝りを作り出している体の中の原因、血流を悪くしている原因を根本改善してあげましょう。
 
肩こりが治るということは、例えばめまいや耳鳴り、或いは腹痛、下痢、喘息も、同時に治るという事があります。
原因となる体質が同じであり、同時に悪化し、また好転するのであれば、同じ漢方薬で改善されていきます。
「冷たいものを食べるとよく腹痛下痢となり、肩も冷たくこりこり痛む。 温めると腹痛も肩こりも楽になる」
 
また一つの原因ではなく、いろんな原因で肩が凝る事が多いようです。その時の状態をよく見極める必要があります。
専門的な問診によらなければなかなか解りにくいことかもしれません。自分の事を判別することは難しいことのようです。
首から肩は人間の頭をつなぐところ。それだけに疲れやすく繊細です。
「ほんとの健康」とは「肩凝りがない」ことですね。
 
 

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